森と共に生きる~知井地区を中心に~
展覧会情報
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開催期間
2021年10月16日 〜 2021年12月5日 まで
概要
平成28年(2016)3月に、京都市、綾部市、南丹市、京丹波町にまたがる京都府中央部の丹波高原が京都丹波高原国定公園として指定を受けました。南丹市域では、美山町と日吉町、八木町の一部がその領域となっています。この国定公園の中には、かやぶき屋根の民家が多数残されている集落や、日吉ダム、原生的な自然を有し希少な動植物の生息地でもある京都大学芦生研究林も含まれています。芦生研究林は大正9年4月より京都大学が地権者の知井村九ヶ字財産区から土地を借りて管理しており、令和3年4月に開設100周年を迎えます。特に、この研究林がある知井地区やその周辺は古くから木材の産地として知られ、このことは古文書、絵図、写真などの歴史資料からも確認できます。本展では、これまで断片的に紹介されてきた諸資料を再調査し、当該地域の山林が担ってきた歴史的な役割や、そこで営まれた人々の暮らしについて紹介します。また、「森」に対する理解を深めるために自然・森林などを共通テーマに制作活動を展開する作家(画家)による作品展も併せて展示します。