川原寺と祈りのかけら

展覧会情報

川原寺と祈りのかけら
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開催期間

2023年10月6日 〜 2023年12月10日 まで

概要

奈良文化財研究所飛鳥資料館で開催中の『川原寺と祈りのかけら』は、飛鳥時代の四大寺院の一つである川原寺の歴史と文化を、出土品を通して紹介する展覧会である。

川原寺は、飛鳥時代の天武天皇の時代に創建され、天皇の病気快復の祈願や追善供養をおこなう重要な寺院であった。しかし、9世紀中ごろに火災に見舞われ、その後は衰退した。

本展では、川原寺裏山遺跡から出土した、仏像や堂内装飾の「かけら」にスポットを当てている。文字が刻まれた磚仏や動物をかたどった塑像など、大小さまざまな「かけら」に残る古代の繊細な造形や、美しい彩色の痕跡を間近でご覧いただけます。

中でも、川原寺創建期の作とみられる、高さ約22cmの「方形三尊磚仏」は、本展の注目作品の一つである。この磚仏は、仏陀と菩薩、天部の三尊を表現しており、当時の仏教美術の様相を知る貴重な資料となっている。

また、焼損した塑像の彩色を復元した模型も展示されている。これらの模型は、近年の研究成果に基づいて制作されており、当時の彩色の美しさを再現している。

本展は、飛鳥時代の仏教文化や寺院の歴史を学ぶことができる、貴重な機会となる。ぜひ足を運んでいただきたい。
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