川西英~三つの百景

展覧会情報

川西英~三つの百景
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開催期間

2022年10月15日 〜 2022年12月25日 まで

概要

創作版画家の川西英(1894~1965)は、今も幅広い世代に愛されています。彼は、生涯に三度、百景と題する風景連作を制作しました。一度目は木版画による「神戸百景」(1933~1936)で、活気あふれる戦前の神戸の都市風景と人々の生活を描いた代表作として知られています。
二度目は1952年に神港新聞社の依頼により制作が始まった戦後の「神戸百景」(新神戸百景)です。当初に依頼した新聞社からの出版はかなわなかったものの、一部を1961年に描きなおし、翌年に画集「神戸百景」として出版されました。戦後の変わりゆく神戸を捉えた風景画で、50年以上所在不明だったこの原画を当館は、2017年度に受贈しました。ぜひ、複製ではわからない絵の美しさを見ていただきたいと思います。
三度目の百景は、神戸新聞社の連載のためにポスターカラーで描いた「兵庫百景」(1962~1963)でした。このシリーズは兵庫県内の名所に取材して描かれました。新聞社の所蔵品は阪神・淡路大震災で失われたとされていますが、それとは別に愛好家が川西英に特別に依頼して描いて貰ったもうひとつの「兵庫百景」(1963)が残り、今回展示します。
本展は、川西英の三つの百景に注目し一堂に紹介します。久しぶりの公開となるものも多く、また新資料と研究成果を交えて、アーティストとしての川西英に迫ります。
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