元田敬三は、1996年、「大阪新聞」に「ON THE STREET, OSAKA」と題し、路上で出会った人々を文章と写真で紹介するシリーズを連載、好評を博しました。その後も、街で人物に声をかけて撮影するスタイルは現在進行形で進められ、都市のストリートを撮り続けています。元田は「被写体の多くはモデルでも役者でもなく市井の人々です。時代が変わっても人の有り様は普遍的で変わらないのだと確信しています。そうした市井の人々や街の様子を記録することが私の写真家としての役割」と語っています。元田敬三の時代を映した都市のストリートスナップの写真群を大きな銀塩プリント(約110×170㎝)で紹介します。