世界遺産登録25周年記念 入江泰吉約70年前の古都奈良の貌
展覧会情報
開催期間
2023年12月2日 〜 2024年1月28日 まで
概要
入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催中の『世界遺産登録25周年記念 入江泰吉約70年前の古都奈良の貌』は、奈良県が世界遺産に登録された25周年を記念して、入江泰吉が1950年代に撮影した奈良の風景を展示する展覧会である。
入江泰吉は、奈良をこよなく愛した写真家として知られる。本展では、東大寺や春日大社、薬師寺など、奈良を代表する古刹や名勝を、入江ならではの温かみのある視点で捉えた作品約100点が展示される。
特に見どころは、1952年に撮影された東大寺の五重塔の写真である。当時、まだ戦後の復興途上にあった奈良の街並みと、その中に堂々と佇む五重塔の対比が印象的な作品である。
また、本展では、入江泰吉の奈良への思いや、奈良の風景と写真との関わりを、解説パネルや映像などで紹介する。
奈良の歴史と文化に触れながら、入江泰吉の優れた写真作品を鑑賞できる、貴重な機会である。