加藤慈雨楼—磁印凜々—
展覧会情報
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開催期間
2021年8月12日 〜 2021年12月26日 まで
概要
京都清水の陶工にして在野の中国古印研究者であった加藤慈雨楼(1904-2000 本名十郎 号紫山/慈雨楼)の知られざる事績を紹介します。昭和8(1933)年に園田湖城主宰の篆刻結社 同風印社に加わり、篆刻とは学問として学ぶべきものであると悟った慈雨楼は、家業の陶磁器製作と共に篆刻技術の研鑽、実物の古印に基づく印章研究に力を注ぎ、「磁印」という形で表現しました。
このたび加藤家より寄贈された関係資料を通して、慈雨楼の作陶と印学の軌跡をたどります。