樺太の植物と風景—牧野富太郎と船崎光治郎—

展覧会情報

樺太の植物と風景—牧野富太郎と船崎光治郎—
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開催期間

2021年6月12日 〜 2021年8月15日 まで

概要

版画家船崎光治郎(1900-1987)と植物分類学者牧野富太郎(1862-1957)の交流については、牧野の日記に船崎の名がありますが、具体的な事柄は分かりませんでした。しかしながら、近年、牧野の自筆原稿や手紙を船崎の子孫の方が持っておられることが確認され、実際に交流のあったことが明らかとなりました。原稿は、牧野が解説を、船崎が版画を担当した植物版画集『華容図聚』(1930年代前半) のためのもので、手紙は、牧野が関心を抱いていた樺太 (現サハリン) 原産のヒトツバオキナグサの標本送付に対する礼状でした。
船崎は、1926 (大正15)年に初めて行った樺太に魅了され、足繁く訪れ滞在するようになります。そして、樺太を彩る様々な花々を写生した図と解説からなる『図説樺太の高山植物 上巻』(樺太庁 1941年)やその地の風景を版画にした『樺太名勝八景』(1940年ごろ) などを出版しました。
本展では、『華容図聚』や樺太からの荷札が貼られた標本など二人の交流にスポットをあてた展示と、子孫の方が大切にされる『図説樺太の高山植物 上巻』の原画や『樺太名勝八景』の下絵などの初公開をおこないます。
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