ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション書物からみるカウンターカルチャーの系譜
展覧会情報
開催期間
2021年7月3日 〜 2021年8月8日 まで
概要
アメリカ・マサチューセッツ州ローウェルに生まれたジャック・ケルアック(1922-1969)は、1947年よりヒッチハイクで代表小説『On the Road(オン・ザ・ロード)』のもととなるアメリカ大陸横断の旅を始めました。1957年に同小説が出版されると、多くの愛読者と熱狂的な信奉者を生み、文学の枠を超え、映画や音楽などさまざまなカルチャーに多大な影響を与えました。本展では、ジャック・ケルアックとその周辺のビート・ジェネレーションと呼ばれる作家たちに焦点を当て、ケルアックの全著書の初版本やビート作家たちの旧蔵本、日本のカウンターカルチャー黎明期のミニコミ誌まで、初公開の資料を含む300余点を出品し、その魅力に迫ります。
展示は4つのセクションに分類し、1:ジャック・ケルアックの全著作の初版本及び資料、2:ビート・ジェネレーション作家の稀覯本、3:シティライツ書店とリトルマガジン、4:ゲーリー・スナイダーと日本のビート・ジェネレーション、の順に紹介します。
また、本展では、ケルアック エステートとジム・アーセー コレクションの協力を得て、ジャック・ケルアックがタイプライターで21日間打ち続けて書き上げたといわれる『On the Road』のスクロール原稿(全⾧約36m)を印刷再現し、公開します。