森洋子の空想化石はくぶつかん—絵本原画と大石化石コレクション—
展覧会情報
開催期間
2021年5月17日 〜 2021年6月25日 まで
概要
森洋子の『空想化石はくぶつかん』(学校法人城西大学出版会、2018年)は、本学東京紀尾井町キャンパス内にある水田記念博物館大石化石ギャラリーの化石を題材にした絵本です。森は、日常の隣にあるような子どもの空想世界を描いた絵本を発表してきました。鉛筆の細密な線を重ねて表される情景には、どこか懐かしい昭和の面影があります。本作品では、主人公の小学生が放課後にふと入った化石博物館で、石から抜け出したシーラカンスと泳いだり、うずまき化石ヘリコプリオンの正体を想像したりと、化石に誘われ数億年前の世界に遊ぶ物語が繰り広げられています。本展は、2019年度城西国際大学水田美術館(千葉・東金)で開催された巡回展となります。原画とともに、絵本に登場する魚と虫の貴重な化石や羽毛恐竜の化石レプリカを展示します。 また、坂戸キャンパスでは初となる森の展覧会を記念し、『さがしもの』(福音館書店、2015年)、『おまつり』(福音館書店、2017年)、『月の明るい真夜中に』(書肆森洋子、2018年)の絵本原画も同時にご覧いただく絵本原画展も開催します。