村山コレクション受贈記念展絵画~村山家ゆかりの画家たち~
展覧会情報
開催期間
2021年3月20日 〜 2021年5月9日 まで
概要
朝日新聞を創刊した一人である村山龍平【りょうへい】(1850-1933)は、刀剣、茶道具、仏教美術など、日本・東洋の古美術を収集したことで知られています。長年にわたってこの村山コレクションの保存に情熱を注いだ、故 村山美知子【みちこ】氏(1920- 2020)の遺志により、これまで寄託をいただいていた作品を中心とした村山家旧蔵資料が2020年当館に一括寄贈(遺贈)されました。本展覧会は、総数1,600点以上に及ぶ作品資料の中から、村山家にゆかりの画家たちの作品を抜粋して紹介するものです。今回の寄贈により、村山コレクションには古美術だけではなく、これまで公開されたことのない日本の近代の絵画作品も含まれていることが明らかになりました。これらは展覧会で発表されるような華やかな大作ではありませんが、小品ながら心のこもった穏やかな風景画や静物画、また節句にちなんだ作品などが中心となっています。村山邸を訪れた作家たちが、来訪の際に挨拶代わりに手に携えて持参した作品や、依頼に応じてその場で即興的に描いたものも散見されます。経年劣化や保管状態のために修復が必要な作品については、修復を施しました。今回の修復の過程や関連の資料を併せて、村山家ゆかりの近代の作品を中心に、近世絵画を加えた約50点をご覧いただきます。
会場
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