宮本三郎描かれた女性たち—そのひと、そのしごと

展覧会情報

宮本三郎描かれた女性たち—そのひと、そのしごと

開催期間

2020年10月24日 〜 2021年3月14日 まで

概要

洋画家・宮本三郎(1905-1974)は生涯にわたって、数多くの女性像を描きました。モデルとなった女性たちに目を向ければ、その実像は時代によってさまざまです。絵画上の身体表現の追求のため、要求に応えポーズをとったのは、アトリエに呼ばれたプロのモデルたちでした。戦中の疎開時期など、そうしたモデルの手配が困難な時期には、妻や娘など家族が題材となり、家庭内の場面が描かれています。やがて戦後日本の復興期には、歌手や女優、バレリーナといった、華やかな表舞台で活躍する表現者たちが多く描かれました。また、浅草の踊り子など、エネルギッシュな都市文化の担い手たちを、舞台裏まで取材し描くこともありました。

 作品にあらわされた女性たちは、それぞれ異なる社会的立場を持っています。宮本の絵筆は、そうした「役割」をまっとうする彼女たちの姿を描きながら、次第に、その奥底から輝き発せられるエネルギーをも表す方向性へとむかっていきました。理想化された美の体現というより、自らに内在する生の力を画面の外へも表出させるような、逞しさを感じさせる存在としての女性たち――画家・宮本を制作へと駆りたてたのは、そうした女性のなかにある強さだったのかもしれません。

 宮本三郎の絵画を通して、描かれた女性たちそれぞれの存在に思いをめぐらせてみませんか。
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