財団設立70周年記念永青文庫名品展—没後50年“美術の殿様”細川護立コレクション—
展覧会情報
開催期間
2020年9月12日 〜 2020年11月8日 まで
概要
2020年は、永青文庫の設立者である細川護立(もりたつ)(細川家16代当主・1883~1970)の没後50年にあたります。護立は稀代のコレクターとして知られ、十代の頃から白隠(はくいん)・仙厓(せんがい)などの禅画や刀剣の蒐集を始め、近代絵画、東洋美術に至るまで、幅広くコレクションしました。このような多岐にわたる護立の蒐集品は、当館の所蔵品を特徴づける重要な柱となっています。そのなかには国宝・重要文化財が20点以上含まれていますが、本年、新たに近代絵画コレクションから松岡映丘(えいきゅう)の「室君(むろぎみ)」と平福百穂(ひらふくひゃくすい)の「豫譲(よじょう)」が重文に指定されました。本展では、新指定の2点、菱田春草(ひしだしゅんそう)の「落葉」と「黒き猫」(いずれも重要文化財)をはじめとする近代日本画のほか、刀剣、禅画、中国美術など、護立が集めた名品を一挙展示し、コレクションの軌跡をたどります。さらに、2年にわたる修理完成を記念し、騎馬武者像の優品「細川澄元(すみもと)像」(重要文化財)を特別公開します。
“美術の殿様”とも呼ばれた細川護立。その珠玉のコレクションを存分にお楽しみください。
会場
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