iPS細胞、軌跡(キセキ)と未来(ミライ)
展覧会情報

開催期間
2020年6月20日 〜 2020年8月23日 まで
概要
山中伸弥教授のグループが2006年に開発したiPS細胞は、世界に驚きを持って迎えられました。この細胞を使って、世に新たな治療法を送り出すため、また、まだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、2010年、京都大学は「iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)」を設立しました。CiRAは、山中所長が空間・組織などの設計に細部までこだわった機関で、新たな研究所のモデルとなることを目指しています。設立からの10年間で、当初の150名から現在の600名規模へと成長し、iPS細胞の医療応用も近づきつつあります。この歩みは、患者さん、政府、企業、市民の理解と支援によって、はじめて実現できたことです。
本展示では、CiRAで働くさまざまな専門家とCiRAに関わる人たちにスポットライトを当てながら、CiRAの10年の軌跡、そして未来への挑戦を紹介します。