蝶に会える日村田泰隆コレクション展Vol.2 東南アジアが育んだ多様性
展覧会情報
開催期間
2023年11月29日 〜 2023年12月24日 まで
概要
京都大学総合博物館で開催中の『蝶に会える日村田泰隆コレクション展Vol.2 東南アジアが育んだ多様性』は、村田泰隆氏が蒐集した蝶類を中心とした昆虫の標本コレクションの中から、東南アジアとその周辺地域の蝶の多様性に焦点を当てた展覧会である。
東南アジアは、熱帯雨林や山岳地帯など、多様な生態系が広がる地域である。そのため、蝶の種類も非常に多く、その多様性は世界でも有数のものとされている。
本展では、カラスアゲハ亜属やカザリシロチョウ属の系統地理的な多様性、警告色や擬態の不思議、いくつかの希少種など、東南アジアの蝶の魅力を多角的に紹介する。
特に見どころは、東南アジアに生息するカラスアゲハ亜属の蝶類約100点の標本である。カラスアゲハ亜属は、世界に約200種が分布する大型の蝶のグループであり、その美しさや多様性で知られている。
また、本展では、蝶の標本だけでなく、蝶の生態や保全に関する解説パネルや映像なども展示される。
蝶の美しさや多様性、そしてその保全の重要性について、考えてみることができる貴重な機会である。