拝まれてきた仏像—ふたたび拝まれる日をまつ—
展覧会情報
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開催期間
2023年10月28日 〜 2023年12月9日 まで
概要
佛教大学宗教文化ミュージアムで開催中の『拝まれてきた仏像—ふたたび拝まれる日をまつ—』は、浄土宗の寺院から移管された仏像を展示する展覧会である。浄土宗は、12世紀に法然によって開かれた宗派であり、現在では日本最大の宗派となっている。しかし、浄土宗の歴史は、寺院の解散という困難な時代も経験してきた。
本展では、そのような困難な時代を乗り越えてきた、浄土宗の寺院に伝わる仏像を紹介する。
展示作品は、平安時代から近代までの仏像で、浄土宗の宗祖である法然や、浄土宗の代表的な仏像である阿弥陀如来像など、さまざまな仏像が揃っている。
特に、本尊の阿弥陀如来像は、寺院の解散によって、長い間、人々の目に触れることなく、倉庫に保管されていたものである。本展では、その阿弥陀如来像が、約50年ぶりに公開される。
本展は、浄土宗の歴史と文化を理解する上で、欠かせない展覧会となっている。また、仏像の美しさを鑑賞するだけでなく、仏像が人々の信仰の対象として、どのように大切にされてきたのかを、考えるきっかけとなる展覧会でもある。