有三文学に描かれた兄弟—対立する兄弟(あにおとうと)—
展覧会情報
開催期間
2023年3月18日 〜 2023年9月3日 まで
概要
三鷹市山本有三記念館の企画展「有三文学に描かれた兄弟」は、作家・山本有三が約60年に及ぶ創作期間の中で対立する兄弟を題材とした作品を数多く発表していたことを紹介する展覧会です。有三は、「生命の冠」(大正9年)、「兄弟」(大正11年)、「ウミヒコ・ヤマヒコ」(大正12年)、「生きとし生けるもの」(大正15年)、「盲目の弟」(昭和4年)等のさまざまな作品の中で、意見の違いや感情の行き違いによって争い合う兄弟を繰り返し描き続けました。また、執筆には至らなかったものの、晩年には、兄・中大兄皇子と、弟・大海人皇子を題材とした大作を構想していたといいます。兄弟の対立は有三にとって、生涯を通じた創作のテーマであったと言えます。本展では、有三の幼少期や創作秘話を明かした随筆等も展示され、有三文学における兄弟のテーマを探ります。同じ会場の展覧会
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