天平の匠に挑む古代の知恵vs現代の技術
展覧会情報
開催期間
2021年10月16日 〜 2021年12月12日 まで
概要
2020年12月「伝統建築工匠の技―木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、古くから継承してきた17分野の技術が世界に認められました。本展では遺産登録を記念して、保存修理工事において最新の科学技術を駆使して謎の解明に取り組む技術者の知恵に注目します。古代の匠が千年以上もつ建築をどのように造ったのか、また建築を未来へ継承するために現代技術がどのように活かされたのか。本展覧会では、1200年前の天平時代に建てられた国宝・唐招提寺金堂の平成大修理を通して、建築技術・彩色復原・木材などに焦点を当て、古代と現代の技術について対比的に紹介します。