コレクション展生誕110年・没後30年森類—ペンを執った鴎外の末子

展覧会情報

コレクション展生誕110年・没後30年森類—ペンを執った鴎外の末子
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開催期間

2021年9月17日 〜 2021年12月27日 まで

概要

森類(1911~1991年)は文豪・森鴎外(1862~1922年)の三男として生まれました。末子だった類は父母の愛情を受けて育ちますが、わずか11歳の時に鴎外が他界します。鴎外や長兄・於菟のように医学の道へは進まず、10代の頃から絵画を学び始め、戦後は文筆活動にも積極的に取り組むようになりました。身近な出来事に目を向け、つぶさに観察した独自の表現で詩や小説、そして多くのエッセーを発表。兄姉たちに続き、愛する偉大な父・鴎外との思い出を綴った『鴎外の子供たち―あとに残されたものの記録―』(光文社、1956年)を刊行し、文芸誌「小説と詩と評論」の同人となるなど、創作活動を続けました。

 2014年、当館はご遺族より類の遺品資料約6,400件(自筆原稿、書簡、写真等)の寄贈を受け、以降、資料整理と調査を継続しています。今年は類の生誕110年、没後30年です。時に生活苦に悩みながら、家族や鴎外を敬愛する人々にも助けられ、不器用でも誠実に歩んだ80年の生涯と、たゆまぬ努力でペンを執り続けた類の文筆活動を、寄贈資料をとおして紹介します。
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