国史跡指定50周年記念小長曽陶器窯跡—元禄に甦った室町の窯—

展覧会情報

国史跡指定50周年記念小長曽陶器窯跡—元禄に甦った室町の窯—

開催期間

〜 2021年8月1日 まで

概要

瀬戸市東部の山間地に位置する小長曽陶器窯跡は、室町時代の14世紀末から15世紀初頭に、当時の日本で唯一釉薬をかけたやきものである「古瀬戸」を生産した窯跡です。この窯は古くから知られており、江戸時代の「春日井郡赤津村絵図」には古い窯場として「小長ソ」の名がみられます。また、天明8年(1788)に尾張藩士によって編纂された『張州雑志』には、「藤四郎藤九郎時代古窯之地名」として紹介されています。同書には元禄12年(1699)に当時の尾張藩主、徳川光友の命により、「彦九郎」という陶工がこの窯でやきものを焼いたことも記されています。

戦後間もない昭和21年(1946)に本窯跡の発掘調査が行われました。これは瀬戸市内で行われた初めての学術調査で、その後、史跡整備に向けた調査が幾度となく行われました。そして平成12年(2000)には、江戸時代のものと思われる貴重な資料が数多く見つかり、室町時代の窯を江戸時代に再利用したことが証明されたのです。

本窯跡は、昭和46年(1971)に瀬戸市で初めて国の史跡に指定されました。今年は指定から50年の節目の年となるため、これを記念して本企画展を開催します。古き時代から現代まで様々な視点で注目を集めてきた小長曽陶器窯跡の魅力に触れていただければ幸いです。
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