紀伊国屋三谷家コレクション浮世絵をうる・つくる・みる
展覧会情報
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開催期間
2021年7月17日 〜 2021年9月19日 まで
概要
いまや日本を代表する芸術として世界中から愛される浮世絵。本展では、「うる」「つくる」「みる」をキーワードに、江戸・明治期に町の絵草紙屋で売られていた浮世絵が、人びとのささやかな娯楽品として、また暮らしの貴重な情報源として親しまれていたことを紹介します。今回展示するのは、千代田区指定文化財である紀伊国屋三谷家コレクションの浮世絵、150点余り(*1)です。万治3(1660)年の創業以来、神田塗師町ぬしちょう(現:千代田区鍛冶町二丁目)で金物問屋を営んでいた三谷家は、江戸時代後期の八代目当主・長三郎(1819-1886)の時代に、浮世絵師たちのパトロンとなってその制作に関与しました。三代豊国や国芳の画稿(下絵)など三谷家に届けられた貴重な資料をもとに、普段明かされることのない浮世絵制作の裏側にも迫ります。
当時の暮らしに華を添えた色鮮やかで闊達な浮世絵の世界をぜひご堪能ください。