天下三宗匠山上宗二・千道安とともに

展覧会情報

天下三宗匠山上宗二・千道安とともに
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開催期間

2021年6月19日 〜 2021年11月28日 まで

概要

 古田織部は天下の宗匠と称されましたが、何もないところに、彼一人で茶の湯の道をうち立てたわけではもちろんありません。師である千利休は当然ですが、それ以外の先人の教えも消化し、取り入れるべきは残し、余分なものはそぎ落とし、そしてその上に新たな工夫を積み重ね、その繰り返しの末に大成に至ったと考えなければなりません。
 そこで、今回は、茶の湯においては古田織部の1世代上にあたる茶人から、「天下三宗匠」と呼ばれた3人を取り上げました。その3人とは、織田信長・豊臣秀吉に仕えた今井宗久・津田(天王寺屋)宗及、そして織部の師・千利休(宗易)です。
 彼らは、織部に直接影響を及ぼしたと考えられますが、それだけではなく、そろって貿易港として栄えた泉州堺を代表する豪商でもありました。彼らのような豪商茶人は、次の江戸時代にはついに現れることがありませんでした。彼らの茶の湯とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。本展では、館蔵品から選りすぐった三宗匠ゆかりの品々をご紹介します。
 また、世代的には織部と同一世代にあたる利休の高弟・山上宗二と嫡男の道安(紹安)にゆかりの資料、また、当時は第一の道具と称され、豪商たちが財力に物を言わせて盛んに輸入した呂宋(唐物)茶壺なども展示いたします。どうぞご堪能下さい。
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