館蔵品展 中野 de たぬき
展覧会情報
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開催期間
2021年5月20日 〜 2021年7月4日 まで
概要
近年、じわじわと人気を集めているたぬき。街中にあるたぬきの置物や、描かれたたぬきを探し求めて歩く人たちもいます。
昔話「かちかち山」「分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」、童謡「証城寺(しょうじょうじ)の狸ばやし」や、「捕らぬ狸の皮算用」「狸寝入り」「狸親父」「同じ穴のむじな」など、日常会話にも登場。
「たぬき」=「他抜き」から、商売繁盛や出世にむすびつく縁起物、
また、東日本ではあまり見かけませんが、四国では神として祀られてもいます。
東洋大学創始者で「妖怪博士」として知られる井上円了のコレクションには、7つ(匹)のたぬきがあり、
円了が中野区松が丘に開いた哲学堂公園(2020年、国名勝指定)には「狸灯(りとう)」が建っています。
こんなときだからこそ、ちょっとまぬけで愛嬌があるたぬきをみて、
「狐狸(こり)ゃ、いいねえ」と笑っていただければ、ありがタヌキ。