宮澤孝一作品展鉄道写真モノクロ傑作選(JCIIフォトサロン)
展覧会情報
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開催期間
2021年6月1日 〜 2021年6月27日 まで
概要
JCIIフォトサロンでは、来る2021年6月1日(火)から6月27日(日)まで、宮澤孝一作品展「鉄道写真モノクロ傑作選」を開催します。戦時に幼少期を過ごした宮澤孝一さんが鉄道写真を撮り始めたのは、第二次世界大戦後の混乱が日本中に色濃く残っていた1947年のことでした。疎開先の浦和で父のカメラを手にし、航空機用として製作されたジュラルミン材を車体に転用した電車(モハ63形)を撮影したのが最初の一枚です。以降、学校時代はもとより、企業に勤めてからも趣味として全国の路線を巡り、鉄道の歴史を紐解き、仲間との語らいや著作を重ねてきました。
本展では、「鉄道写真モノクロ傑作選」と題して、宮澤さんが撮影した1940年代から1970年代までの作品をご覧いただきます。1975年発行の切手に採用されたC11、D52形蒸気機関車などの代表作や、連合軍(GHQ)関係者専用の車両(東京駅、1947年)、かつて特急つばめとして活躍しながら地方に走行の場を移したC62形蒸気機関車(函館駅、1969年)など、北海道から九州まで日本全国の私鉄や国鉄などを巡って撮られた66点です。アマチュアとして75年を貫いた宮澤さんによる蒸気機関車から新幹線に至るまでの鉄道史を物語る貴重な作品ばかりです。