コレクション展2021—春特集:うちのなかから

展覧会情報

コレクション展2021—春特集:うちのなかから

開催期間

2021年4月24日 〜 2021年7月4日 まで

概要

 1963年に和歌山城内で開館した和歌山県立美術館を前身とする当館は、日本で5番目となる国公立の近代美術館として、1970年11月、県民文化会館の1階に開館しました。そこで23年あまり活動したのち1994年に、建築家の黒川紀章が設計した現在の建物へと移転し、展示収蔵環境を拡充させミュージアムとしての活動を続け、昨年には開館50周年を迎えました。和歌山ゆかりの作家を中心とした展覧会と収集を継続し、現在はその範囲を国外にまで広げ、日本画、洋画、彫刻、版画など、総数1万点を超える作品を収蔵するに至っています。

 当館のコレクション展では、所蔵品を通じて幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示を替え、さまざまな特集コーナーや展示テーマを設けながら作品の紹介を続けています。今回は、3ヶ月にわたる工事によって照明の新しくなった展示室で、あらためて当館の代表的な所蔵品を「日本近現代美術と和歌山」と題して、明治の洋画家の一人、和歌山県出身で、日本ではじめての国立美術学校「工部美術学校」に学んだ神中糸子をはじめとする当県ゆかりの作家たち、それに関連する作家、作品をご紹介します。

 また、この「日本近現代美術と和歌山」では、3月23日に逝去された稗田一穗の画業を偲び、小さなコーナーを設けます。学生の頃の制作から近作まで、生命と自然への真摯で温かなまなざしが感じられる作品をご覧いただきます。

 そして「特集 うちのなかから」では、作り手の日常へのまなざしに注目し、ステイホームが勧められるなか、その視点に共感し、あるいは驚きながら、自身の日常を楽しむきっかけを作っていただければと思います。
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