宇佐美圭司よみがえる画家展

展覧会情報

宇佐美圭司よみがえる画家展
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開催期間

2021年7月1日 〜 2021年8月29日 まで

概要

東京大学は、駒場博物館で「宇佐美圭司 よみがえる画家」展を開催いたします。
本展覧会は、小規模ながら、画家・宇佐美圭司氏(1940–2012)の長年の活動全体を振り返る試みです。初期の抽象絵画から晩年の「大洪水」の絵画まで、宇佐美氏の主な時代の絵画を概観し、手がけることが少なかった彫刻作品も展示します。東京大学で失われた絵画《きずな》(1977年)を再現画像で展示し、レーザー光線を用いた《Laser: Beam: Joint》(1968年)を再制作します。
本展覧会では、駒場博物館が所蔵するマルセル・デュシャンの《花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも》(《大ガラス》東京ヴァージョン)(1980年)も展示されます。《きずな》と《Laser: Beam: Joint》を、《大ガラス》東京ヴァージョンとともに展示することで、近年重要な論点となっている現代美術の再制作の問題を考察することも、本展覧会のテーマのひとつです。
東京大学中央食堂には、1977年から宇佐美氏の絵画《きずな》が掛けられていましたが、2017年の改修工事における不用意な廃棄処分により失われてしまいました。本展覧会は、取り返しのつかない結果をもたらしたことの反省にたち、宇佐美氏の長年の活動を振り返り、その作品が提起した問題を学んで、芸術とともにあることの大切さを考える機会にできればと考えています。
駒場博物館は、2019年12月から休館し、空調設備等の改修、正面入口の改装等を行ってまいりました。本展覧会は、リニューアル後初めての展覧会になります。
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