工匠と近代化大工技術の継承と展開

展覧会情報

工匠と近代化大工技術の継承と展開
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開催期間

2020年12月10日 〜 2021年2月19日 まで

概要

 新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を講じつつ、「工匠と近代化 大工技術の継承と展開」を開催します。
 東京国立博物館が「古代から近世」を、国立科学博物館が「近代の日本」を、ともに建築模型を使って紹介するのを受けて、この国立近現代建築資料館の「工匠と近代化」展では、先行する両展をつなぐ意味で、近世から近代への移行期に、木造建築の伝統技術で進んだ「近代化」の実態を、模型を含む種々の建築資料を用いて、視覚的に捉えることを試みています。
 近世と近代を連続的に捉えるために、当館の展示では、「江戸時代後期から大正時代まで」、西暦で言えば「1800年前後から1920年代まで」、すなわち「広義の19世紀」という一つの時代枠としました。日本にとっても西洋(ヨーロッパとアメリカ)にとっても、「広義の19世紀」は、「近代化」という歴史上稀まれにみる大変革の時代でした。
 ここで本展のテーマ設定に関連して強調したいのは、西洋では世界のどこよりも早く近代化が進み、後発の日本は、その近代化された西洋に倣う、つまり「西洋化」することによって「近代化」を推し進めたことです。従来の研究や展示では、外から、上から、急激に進められたこの「西洋化」が注目され、そこでスポットライトを浴びたのは、西洋建築の知識・技術・様式を実践できる西洋人・日本人の「建築家」たちでした。しかし、他方には、日本の木造建築の伝統技術を継承する「工匠」たちが、あくまでも内から徐々に進めた「近代化」がありました。
 本展では、この「工匠」たちの例として、代々大工を家業とした岩城家(富山県)、久保田家(香川県)、内田家(岐阜県)に着目し、残された図面・彫物絵様・文書・書簡・建築技術書・大工道具などの建築資料を使って、彼らの歩んだ軌跡を浮かび上がらせます。加えて、日本の伝統建築界の重鎮、9代伊藤平左衛門(1829-1913)、大島盈株(1842-1925)、木子清敬(1845-1907)、伊東忠太(1867-1954)などの活動を、彼らの軌跡に重ね合わせます。このような手順で、本展のテーマ「工匠と近代化―大工技術の継承と展開」の広がりが目で見えるように、展示を構成しています。
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