渋沢栄一とガス事業—『公益追求』実践の軌跡—展

展覧会情報

渋沢栄一とガス事業—『公益追求』実践の軌跡—展
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開催期間

2021年1月16日 〜 2021年3月28日 まで

概要

近代日本経済の父、渋沢栄一。
彼が35年間もの長期にわたり、東京の都市ライフラインのひとつ、ガス事業の経営最前線に立っていたことはあまり知られていません。
氏とガスとの出会いは、1867年(慶応3)の渡欧で出会ったパリ、コンコルド広場のガス燈でした。近代都市の象徴としてパリの街を輝かせていたガスの灯りに、氏は深く感銘をうけました。

帰国後、1874年(明治7)に東京ではじめてのガス事業に携わり、その後、東京府ガス局長として事業の健全化に務めました。改善の見通しが立った1885年(明治18)、民営化により東京瓦斯会社が設立され、創業時の最高責任者(委員長)に就任しました。以来1909年(明治42)に退任するまで、東京のガス事業を通して社会と暮らしの発展を推し進めました。

公益追求の信念を貫き社会の発展と企業の発展を両輪に、渋沢栄一の思い描いた近代都市の姿とガス事業の関わりを、貴重な写真やさまざまな書籍の他、渋沢邸(東京都北区)に設置されていた実際のガス燈頭部などの展示史料から以下の4つのエピソードを中心にご紹介いたします。

1(夜を明るく): 東京の街に文明開化の明かりを灯すガス灯事業の創生
2(商いを明るく):室内照明の需要開拓で黒字転換しガス民営化(東京瓦斯会社創立)
3(都市の経済を力強く):都市経済の発展をエネルギーインフラ増強と新技術利用で後押し
4(暮らしを豊かに):一般家庭向けに新たな生活価値を創出した国産ガス機器の投入 。
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