眼でふれる—5つのまなざし

展覧会情報

眼でふれる—5つのまなざし
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開催期間

2021年2月16日 〜 2021年3月28日 まで

概要

本展では、独自のイメージを追求し、創造の可能性に挑んだ5人の作家に焦点をあて、その表現の変遷から彼らのまなざしに迫ります。
東広島市八本松町に制作拠点を構えるゼロ・ヒガシダ(1958-)は、ステンレスやブロンズなどの素材と対峙し、具象や抽象という概念を超えた根源的な精神世界を創り出しています。
また、小林敬生(1944-)は、木口木版としては異例の大型作品制作を試み、作品のモチーフには幼少期を過ごした豊栄町や西条町の豊かな自然が影響しています。
戦争のため一時期、安芸津町に疎開していた永瀬義郎(1891-1978)は、創作版画の普及に尽力しつつ、固定観念に囚われない版画制作を行い、1922年には『版画を作る人へ』を出版し版画家を目指す人々に影響を与えました。
一方、現代の版画教育において多大な貢献をした吹田文明(1926-)は、銅版画技法のメゾチントを木版へ転用したラワン・メゾチント法を考案し、その鮮やかで明快な作品群は国際的な評価を得ました。そして、西条町出身の岡崎紀(1938-)は、花や人体などから想起した、色とかたちを緻密に構成した豊かで清新な心象風景を主に油彩によって描き出しています。

新型コロナウイルス感染拡大により、改めて自己と社会、自然との関わり方を見つめ直すこととなった今、美術館で直接作品に眼や心でふれることによってのみ得られる美術の豊さを、当館コレクションを中心にお楽しみください。
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