特集展示アイヌ文化へのまなざし—N.G.マンローの写真コレクションを中心に—
展覧会情報

開催期間
2020年12月22日 〜 2021年5月9日 まで
概要
スコットランド出身の医師ニール・ゴードン・マンロー(1863~1942)は、1891年、横浜に至り医業を営みながら考古学研究をおこなったほか、アイヌ文化にも関心を深め、1930年、研究活動の拠点を北海道の二風(にぶ)谷(たに)に移し、アイヌ文化を研究した人物です。当館は、マンローがアイヌ研究の過程で作成した写真資料のほか、クマの魂を神の国に送る儀式(イヨマンテ)の映画フィルムを所蔵しています。
本展示では、それらの写真と映像を、マンロー自身が残したテキストとあわせて展示し、マンローが、当時のアイヌ文化をどのようにヨーロッパ社会に紹介しようとしていたのかについて考えます。また、撮影されている資料の大きさや素材を理解しやすいように、参考資料として、館蔵のアイヌ関係資料を展示します。
さらに、場内ではマンロー編集の映画「The KAMUI IOMANDE」の短編を上映しますので、あわせてご覧いただければ、より関心・理解を深めていただけることでしょう。