大澤壽人神戸からボストン・パリへ1930-1953
展覧会情報
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開催期間
2020年10月10日 〜 未定 まで
概要
神戸市出身の大澤壽人は、作曲家・指揮者としてボストンとパリで高く評価されながら活躍し、兵庫県に戻り音楽活動を旺盛に続けました。惜しくも1953年10月に47歳で急逝。2020年は大澤壽人がボストンに留学した1930年から90周年にあたります。当時24歳。類稀な才能はこの年から発揮され、神戸からボストン、そしてパリへと飛翔を続け、帰国後もそれは決して止むことはありませんでした。
交響曲3曲、ピアノ協奏曲3曲、コントラバスや数種の管楽器の為の協奏曲、数々の合唱曲をはじめ、映画やラジオのための曲などを含め1,000曲近くの作曲・編曲作品を遺しました。またオーケストラの結成と育成、神戸女学院での後進育成、音楽の革新活動・啓蒙活動の豊富さも忘れることはできません。
本展は、遺族から自筆譜をはじめとする3万点にも及ぶ遺品の寄贈を受けた神戸女学院の協力のもと、膨大な遺品資料を学術調査した大澤資料プロジェクト 代表 生島美紀子氏に監修をいただき、大澤壽人の“世界へと飛翔した作品”と音楽における多方面への優れた業績を振り返り紹介いたします。