~安治の描いた明治~「東京100景」 展(後編)
展覧会情報
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開催期間
2020年11月14日 〜 2020年12月25日 まで
概要
本展では、ガスミュージアムで過去に開催し好評をいただいた企画展を、テーマ展として総集展示いたします。夭折の版画家、井上安治が描いた明治の東京風景から100点を選び、現風景と対比する形で、前編と後編の2回にわけてご紹介しております。
今回「後編」となる展示会を、11月14日(土)より開催いたします。
ぜひご覧いただければ幸いです。
元治元年(1864)に生まれた井上安治(いのうえやすじ)は、15歳で「光線画」の作品で人気を博していた小林清親(こばやしきよちか)へ入門し、翌年の明治13年(1880)には早くも作品を発表し、以後、師の清親の作風を模倣しつつも、自身の感性で捉えた東京風景を描きました。
中でも四ッ切り判サイズを中心とした134点からなる一連の作品は、現在「東京真画名所図解」(とうきょうしんがめいしょずかい)と通称され、明治14年(1881)頃から亡くなる明治22年(1889)まで、井上安治の活動期ほぼ全般にわたって手がけた代表作となります。