港区立郷土歴史館・宮内庁宮内公文書館共催特別展港区と皇室の近代
展覧会情報

開催期間
2020年10月17日 〜 2020年12月20日 まで
概要
近代の港区域には、皇居からほど近いこともあり、離宮や御殿、御用邸が置かれ、多くは皇族方のお住まいとして利用されてきました。それだけでなく、離宮は観桜会や観菊会(現在の園遊会に相当)などの皇室行事が催され、あるいは諸外国からの賓客の接待のために使用されました。また、旧大名家の屋敷地を利用し、風光明媚な庭園を備えた皇族や政治家の邸宅には、しばしば行幸・行啓なども行われています。現在の港区域には、幾度かの震災や戦災を経て、赤坂御用地や旧芝離宮恩賜庭園など形を変えて残されている場所がある一方、都市の再開発などに伴い、近代における皇室との関係が忘れられつつある所も多くあります。
本展では港区に残る皇室の痕跡を宮内庁宮内公文書館の史料を中心にひもとき、近代における港区と皇室の関係を紹介していきます。