生誕170年記念小泉八雲
展覧会情報
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開催期間
2020年10月10日 〜 2020年12月6日 まで
概要
令和2(2020)年は、新宿でその生涯を終えた文学者・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生誕170年にあたります。八雲はギリシャのレフカダ島で生まれ、アイルランドで育ち、アメリカや西インド諸島で文筆家として活躍した後、明治23(1890)年に来日しました。島根県松江市、熊本市、神戸市と移り住み、明治37(1904)年、当時の大久保村西大久保の自宅で息を引き取ります。その生涯は、放浪の旅でした。
幼くして母と別離し、若き日に視力と財産を失った八雲。本展覧会では、生きづらさを抱えながらも世界を放浪した八雲の旅路を紹介します。そして、彼が「ゴースト」と呼んだ放浪へと誘うもの -魂の戦慄を引き起こし、彼を創作へ掻き立てたもの- に焦点を当て、現在も読まれ続ける昨品を生んだ八雲の創作の軌跡をたどります。