鏡中之美—鏡が映しだすもの—

展覧会情報

鏡中之美—鏡が映しだすもの—
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開催期間

2020年8月21日 〜 2020年10月4日 まで

概要

 鏡に映し出される姿は真実か幻か…。光を反射し、ものを映す鏡は、古来人々にとって不思議な力を持つ存在であり、鏡は様々な場で用いられました。鏡は魔力を持つとされて辟邪や護法の道具として用いられ、日本において鏡は神の依り代ともなります。鏡中に神仏の姿が見いだされ、一方では自らの姿を映じて人生や恋心を投影することも行われました。
 また、鏡面の裏側は美しい文様で飾られ、時代によって様々な意味や願いが込められました。漢時代の中国では鏡の背面には当時の世界観が文様としてあらわされ、唐時代には東西交流を反映した華やかな動植物文様や人物故事が文様に取り入れられます。日本では平安時代に雀や秋草などを散らした瀟洒な文様が好まれ、鏡が飾られました。身近な存在となった鏡には、時代の美意識が鮮やかに映し出されています。
 本展覧会では、中国・日本・朝鮮半島で作られた鏡そのものや描かれた鏡、鏡を納める漆箱を展示し、仏具や辟邪として用いられた鏡の信仰や人々の生活とともにあった鏡について見ていきます。美しい文様で飾られた鏡に映し出された、人々の様々な想いを紐解きます。
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