遊ぶ浮世絵おもちゃ絵展アン・ヘリングコレクション
展覧会情報
開催期間
2020年4月11日 〜 2020年7月5日 まで
概要
江戸の風俗を描いた浮世絵は江戸時代の後半になると風刺画も多くなり、おのずと幕府の検閲も厳しくなりました。しかし、一方では単純に学びや楽しむための浮世絵も出版されていきました。これらの多くは女性や子ども向けに刊行され、今では“おもちゃ絵”と呼ばれています。おもちゃ絵は大きく区分すると、①豆本やもの尽しなど現代の教材や図鑑に当たるもの、②切り抜いて組み立てるペーパークラフト(組上げ燈籠)、③カルタのような絵合わせや双六などボードゲームに当たるもの、④凧絵やその他、に分けられます。
特に「組上げ燈籠」は何枚もの大判浮世絵を使い、切り貼りして歌舞伎の名場面などを再現したジオラマを完成させるもので、芝居人気を反映して明治時代後半に隆盛を迎えることになります。また、現代の絵本の始まりとなる豆本や、○○尽しは図鑑などに、千代紙の中には茶箱絵に通じるものがありました。
近代日本の出版物に多大な影響を及ぼした“おもちゃ絵”の世界を楽しんでみましょう。
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