実篤、欧米へ行くベルリン観戦と美術行脚
展覧会情報
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開催期間
2020年7月11日 〜 2020年8月30日 まで
概要
武者小路実篤は、昭和11年(1936年)にドイツ・ベルリンで開催されたオリンピック第11回大会を観戦しています。朝日新聞社から現地レポートを依頼され、毎日その日見た競技について書き送りました。実篤にとって、初めてで、生涯ただ一度のヨーロッパ・アメリカへの旅行の目的は、美術鑑賞でした。各地で美術館を訪ねて、青年時代からあこがれ続けた西洋美術作品の実物を見、またパリではピカソら芸術家に会っています。
企画展では、「欧米旅行日記」原本や家族への手紙などで実篤が見たベルリンオリンピックを振り返り、欧米旅行で入手した愛蔵品や、アメリカから帰国する船中で書いた詩「一個の人間」原稿などから、実篤が欧米で得たものを考えます。