茶の湯の器と書画—香雪美術館所蔵優品選
展覧会情報
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開催期間
2020年6月13日 〜 2020年8月30日 まで
概要
公益財団法人香雪美術館が所蔵する多種多様な美術品の多くは、朝日新聞社の創業者である村山龍平(一八五〇〜一九三三)が収集したものです。この展覧会では、コレクションのなかから、茶の湯に傾倒した村山が茶事に用いた茶道具や、茶席を飾った平安・鎌倉時代のかな書き、南宋から元時代の墨跡などの掛軸を展示します。その他、水墨画や浮世絵などの絵画も含めて、村山コレクションの優品約80点をジャンル別にアラカルトで紹介します。
伝 西行「落葉切」は、出雲松江藩主であり茶人でもあった松平不昧が珍重した和歌の掛軸です。勝川春章「三都美人図」は、戦前の美術専門誌に掲載されて以降、百年以上表に登場したことがなく、その出現が望まれていた作品です。
※浮世絵は前期、水墨画は後期にまとめて展示します。