中川平一風景画展—調布を描いて55年—
展覧会情報
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開催期間
2021年3月13日 〜 2021年5月9日 まで
概要
調布市在住の画家・中川平一さんは、1964年から2014年まで調布市内の小学校で教師として勤めながら、退職後も市内各地を淡彩画で描き続けています。頻繁に見かけるその描く姿は、街の名物としてテレビ番組でたびたび紹介されるほどです。中川さんの作品は、「多摩川」「花火大会」「深大寺」といった調布を代表する名所・名物から、「タコ公園」「多摩川住宅」など市民生活に深く根差しています。近年、調布市内では駅と線路の地下化工事からはじまり、商業施設、スポーツ施設が加わるなど、その街並みは激しく変化します。時代が移りゆく中、中川さんの作品には残したくても失われていく風景が刻まれています。本展は、<開発で変化した場所><市民の憩いの場所><調布の歴史・文化>などのコーナーに分けて、約100点の作品を中心に紹介します。また、描かれた場所を示す地図をあわせて展示します。
描かれた風景と現在の風景を対比し、今までの思い出を振り返りながらご鑑賞いただければ幸いです。