セリザワ・デザイン—和と洋の架け橋—
展覧会情報

開催期間
2020年4月5日 〜 2020年7月5日 まで
概要
明治生まれの芹沢銈介は、ヨーロッパの最新デザインに学び、おしゃれでモダンな感覚を持っていましたが、一方で、日本の伝統をこよなく愛した人でした。染色家としてデビューしてからも、「和」の親しさと「洋」の新しさを融合して、現代日本に違和感なく溶け込むデザインを数多く世に送り続けました。和紙に型染したカレンダーやクリスマスカードなどは、その代表的なものといえるでしょう。本展覧会では、そのほかにも、ブックデザイン、パッケージデザインなど250点におよぶ、なつかしくて新しい芹沢デザインの世界をごらんいただきます。また、芹沢銈介の収集品からは、各国の人形や玩具などのなかから、とびきり楽しく愛らしい品々70点をご紹介します。花巻土人形のだるま、中国のぬいぐるみの虎、スペインの土人形シウレイ、グアテマラの木彫りの動物など思わず笑いがこみあげてくる愉快な仲間たちを紹介します。