ラリック・エレガンス展
展覧会情報
開催期間
2020年6月10日 〜 2020年7月8日 まで
概要
洗練された造形から、日本でも多くのファンをもつジュエリー作家・ガラス工芸家のルネ・ラリック(1860〜1945) は、本年生誕160年を迎えます。ラリックは初め、アール・ヌーヴォーの宝飾デザイナーとして、人気女優サラベルナールのジュエリーを手掛 け大変な人気を集め1900年のパリ万国博覧会で注目の的となりました。20世紀に入り、コティ社の香水瓶のデザ インと製造を足掛かりに、ガラス工芸家としての道を歩みはじめます。 1925年にパリで開催された、通称「アール・デコ博覧会」では自社パヴィリオンを出展し、アール・デコを牽引 する存在として世界中にその名を轟かせました。日本との関係も深く、1932年に旧皇族の朝香宮邸(現・東京都 庭園美術館)のガラス製レリーフなどを手掛けています。 本展では、さまざまな事業を展開しているユニマットグループが所蔵するラリック・コレクションから、19世紀 末アール・ヌーヴォーの貴重なジュエリーから晩年までの魅惑のガラス作品で、時代の先駆となりガラスの世界 を飛躍的に広げたラリック芸術の世界を約210点により改めてふりかえります。 二つの様式を体現し成功したラリックの優雅で清澄な作品世界をお楽しみください。