人びとは、京をどう生きたか?—館蔵品をひもとけば—
展覧会情報
開催期間
2023年9月24日 〜 2023年12月24日 まで
概要
京都市歴史資料館で開催中の『人びとは、京をどう生きたか?—館蔵品をひもとけば—』は、京都市歴史資料館が所蔵する資料から、江戸時代から近代にかけての京都の人々の暮らしを、さまざまな視点から紹介する展覧会である。展示は、大きく3つのテーマに分かれており、1つ目は「町奉行の役人たち」である。町奉行は、江戸時代に京都の治安と経済を統括した役職であり、本展では、彼らの活動や役割を示す資料を展示する。
2つ目のテーマは「先祖の顕彰」である。江戸時代から近代にかけて、人々は先祖を祀り、その功績を顕彰する習慣があった。本展では、先祖の位牌や墓碑、家系図などの資料を展示し、先祖を大切に思う人々の心情に迫る。
3つ目のテーマは「市井の日常」である。江戸時代から近代にかけて、京都の人々は、さまざまな職業に就き、さまざまな生活を営んでいた。本展では、家具や食器、衣服などの資料を展示し、市井の人々の暮らしぶりを垣間見る。
展示作品には、町奉行の印章や、先祖を祀るための祭具、職人や商人の道具など、貴重な資料が数多く含まれている。本展は、京都の歴史と文化を理解する上で、欠かせない展覧会となっている。