名作展画家と生活川端龍子の晩年の作品から

展覧会情報

名作展画家と生活川端龍子の晩年の作品から
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開催期間

2023年7月15日 〜 2023年10月9日 まで

概要

日本画家・川端龍子(1885-1966)が晩年を過ごした画室と旧宅が残る龍子公園の向かいにある龍子記念館で開催される展覧会。画家と生活をテーマに、旧宅や画室に表されている生活への美意識とともに、龍子の晩年の作品群を紹介する。戦後の龍子はホトトギスの同人となって、一日一句以上の句作を日課とし、俳句にも熱を入れていた。交流のあった俳人・高濱虚子を《花鳥諷詠》(1954年)に描いたのも、画家の生活と制作を考える上で重要である。また、戦後において、旅が龍子の制作の原動力となったという点に着目すると、喜寿の年にインドを旅してその印象を大画面に表現した《孫悟空》(1962年)、十和田湖の奥入瀬渓流に取材した《阿修羅の流れ(奥入瀬)》(1964年)、亡くなる前年には伊豆から眺めた富士を《伊豆の覇王樹》(1965年)に表しているのも、画家の晩年を語る上では欠かすことができない作品となっている。そして、《十一面観音》を中心に7つの画面によって構成された連作「吾が持仏堂」(1958年)では、龍子の旧宅に設けられた十一面観音菩薩を中心に3躯の仏像を納めた「持仏堂(じぶつどう)」と呼ばれる一室が描かれ、そこでの礼拝を一日の制作の始まりとしていた晩年の制作と生活そのものが作品化されている。
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