鳥が描かれた紅型衣裳/黒漆と螺鈿の漆器

展覧会情報

鳥が描かれた紅型衣裳/黒漆と螺鈿の漆器
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開催期間

2023年7月7日 〜 2023年8月2日 まで

概要

那覇市歴史博物館では、琉球国王尚家の美術工芸資料と文書資料を展示しています。今回は、「鳥が描かれた紅型衣裳」と「黒漆と螺鈿の漆器」をご紹介します。紅型は、琉球独自の染物で、型紙によって文様を染め出す技法です。紅型には、鳳凰 (ほうおう)、尾長鳥 (おながどり)、鶴 (つる)、燕 (つばめ)などの鳥が描かれており、吉祥 (きっしょう)文 (もん)として知られています。色とりどりの鳥たちが衣裳の中を生き生きと飛び交う様子が描かれています。 漆器は、琉球王国時代に中国や日本へ献上された貴重な工芸品であり、王府は貝摺奉行所 (かいずりぶぎょうしょ)を設置して生産管理を行いました。漆器には、螺鈿 (らでん)、箔絵 (はくえ)、沈金 (ちんきん)、堆錦 (ついきん)など様々な技法が用いられました。中でも螺鈿 (らでん)製の漆器は、材料であるヤコウガイが琉球の近海で手に入ることもあり、17世紀頃から盛んに作られるようになりました。大きな貝片をふんだんに使った豪華な螺鈿漆器は、琉球の高度な漆工芸技術を示す傑作です。
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