開館40周年記念野々村仁清—百河豚翁の愛した陶工(前期)

展覧会情報

開館40周年記念野々村仁清—百河豚翁の愛した陶工(前期)
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開催期間

2023年4月4日 〜 2023年10月1日 まで

概要

野々村仁清は、江戸時代前期の陶工で、京焼色絵陶器を完成させたと言われている。丹波国桑田郡野々村(現在の京都府南丹市美山町大野)の生まれで、通称は清右衛門。若い頃は粟田口や瀬戸で陶芸の修業をしたと伝えられ、正保年間(1644年- 1648年)頃仁和寺の門前に御室窯(おむろがま)を開いた。仁和寺の「仁」と清右衛門の「清」の字を一字取り門跡より拝領した「仁清」の号を自分の作品に捺し、近代的な意味での「作家」「芸術家」としての意識をもった最初期の陶工であるといえる。仁清は轆轤(ろくろ)や彫塑の技に優れ、立体的な器面に金彩・銀彩を交えた色絵で華麗な絵画的装飾を施した。茶壺や香炉などの茶道具が主な作品で、茶人や大名に愛好された。現存する作品は国宝や重要文化財に指定されているものも多く、色絵藤花図茶壺(MOA美術館所蔵)や色絵雉香炉(石川県立美術館所蔵)などが有名である。
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