モダン中之島コレクション  “大大阪”時代の文化芸術発信センター

展覧会情報

モダン中之島コレクション  “大大阪”時代の文化芸術発信センター
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開催期間

2022年4月28日 〜 2022年7月30日 まで

概要

 大阪中之島は、江戸時代に蔵屋敷が並んだ「天下の台所」を象徴する土地であり、近代に入ると大正7年(1918)に大阪市中央公会堂(重要文化財)、同10年に華麗なステンドグラスが嵌め込まれた大阪市庁舎が完成し、金融機関、新聞社、図書館、ホール、ホテルが集積したシビックセンター (Civic Center) として発展しました。昭和37年(1962)には具体美術協会の美術館「グタイピナコテカ」が開館、昭和45年(1970)の大阪万博で「具体」メンバーはアートパフォーマンスも行っています。現代も中之島は、パブリックアートが集積し、都市全体を美術館に見立てた“エコ・ミュージアム”として機能しています。

 そして、2022年の大阪中之島美術館の開館は世界的にもユニークな“美術館島”として、この地域をさらに新しい文化ゾーンへと変貌させようとしており、大阪大学も大阪大学中之島センターを改修し美学、美術史、演劇学、音楽学、文芸学など芸術系の拠点として「大阪大学中之島芸術センター(仮称)」の2023年の開設を目指しています。

 こうした動きを眺めつつ、当館では、大正14年(1925)の第2次市域拡張で東京市を抜いて日本最大、世界第六位となった“大大阪”時代を中心に、中之島が文化芸術に果した役割を、文化施設関係のパンフレットや絵画、写真、地図、刊行物など、日常生活や社会に氾濫した“イマジュリィ”(イメージ図像)を中心に再検証します。
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