葉山館20周年記念100年前の未来:移動するモダニズム1920–1930
展覧会情報
開催期間
2023年10月7日 〜 2024年1月28日 まで
概要
神奈川県立近代美術館 葉山館の開館20周年を記念して開催される本展は、1920年代のモダニズム美術をテーマとした展覧会である。1920年代は、第一次世界大戦後の混乱から世界が新たな時代へと移行しようとしていた時代であり、芸術の世界においても、従来の価値観を否定し、新しい表現を模索する動きが活発化した。
本展では、日本と海外の作家たちの作品を通して、1920年代のモダニズム美術の多様な展開を紹介する。
日本からは、久米民十郎、土田麦僊、藤田嗣治、中村彝、鶴田吾郎、岸田劉生、横山大観など、代表的なモダニズム画家の作品を展示する。また、1923年の関東大震災後の復興期に活躍した、MAVOや三科などの前衛芸術運動の作品も紹介する。
海外からは、ダヴィト・ブルリューク、ヴィクトル・パリモフ、ワルワーラ・ブブノワなど、ロシア構成主義の作家の作品や、ピカソ、マティス、モディリアーニなどのパリ・モンパルナスの画家たちの作品を展示する。
本展は、100年前のモダニズム美術の革新的な表現に触れ、現代美術の原点に迫る機会となるだろう。