「Material, or 」は、マテリアルと素材の関係を探る展覧会。ディレクターの吉泉聡は、それまで特定の意味を持たなかったマテリアルが人や生物との関わりにおいてものへとつながる意味が付与され、素材となる過程に着目する。展示構成は、大きく3つの視点から成る。まず、アートやデザイン、手仕事からマテリアルが素材として意味づけされるという点を探る。続いて、動植物の事例も参照しながら、マテリアルを通した世界の絡まり合いを再発見する。そして、新たな視点や技術をもって、いかにマテリアルとの関係をアップデートするかという問いに迫っていく。